覚せい剤精神病の欠陥状態
覚せい剤長期乱用の後遺症を「覚せい剤精神病残遺症候群」といい、持続型精神病状態、自然再燃型精神病、不安神経症様状態、身体不定愁訴、幻覚妄想状態が再燃しやすいこと、人格変化(情動不安定、敏感性)などが見られます。統合失調症の残遺(欠陥)状態と区別が困難なこともあります。これは、長期の覚醒剤乱用によって「非可逆性の過敏性」が生じるためです。この状態は「化学的キンドリング」とも呼ばれ、非特異的な刺激でカテコールアミン系が亢進することによってフラッシュバックが生じると考えられています。