この夜、色々あり過ぎて疲れているはずなのに眠れずにいた。もうとっくに日付は変わり、どうしたものかと思案していると、突然部屋のドアが開く。
驚いて起き上がると、そこには姉が。
響「奈々未姉ちゃん…?」
奈「……。」
無言のままベッドに近づき、腰掛けた。
響「どうしたの?」
奈「イヤな夢を見たの。一緒に寝るから。」
響「はっ?」
奈「もっと奥に寄って。寝られないでしょ。」
響「ちょっと待ってよ、流石に狭いでしょう?」
そう言ったものの、強引に布団に入ってくる姉。諦めてすごすごと体を寄せスペースを空ける。
2人とも仰向けになると、僕の腕は壁と体に挟まれるような状態に。
響「やっぱり狭いよ…。」
そう言って姉の方に顔を向けると、すぐそばに姉の顔が。その表情はなんとも言えない切ないものだった。
響「…何?」
姉はこちらに身体を向け、僕の事を抱き寄せた。しかも、僕の顔を胸に押し付けるように。美彩姉ちゃんの時と違い、パジャマのみなので胸の柔らかい感触がより感じられる。
まずい。下半身に血が集まるのが分かった。
響「離してよ姉ちゃん。色々まずい。」
奈「…嫌、離さない。」
響「何でだよ、もう許してよ。」
奈「寝る前に美彩から連絡来た。『響に告白した』って。『もう遠慮しない』って。」
響「何でそんな事…?」
奈「『ななみんが響の事、凄く大切に想ってるのは分かってる。でもみさだって譲れないから』だって。みさみさにはバレてた。多分まいやんにも。私が響に抱いている感情を。」
響「姉ちゃん何言ってるの?言ってる事がわからないよ。」
そう言うと、姉は更に僕の事を強く抱き締め
奈「私は響の事が好き。弟としてじゃなく男として。誰にも渡したくない。」
と衝撃の告白。
響「何言ってるんだよ、僕達姉弟だろ?そんなのダメじゃん。」
辛うじて吐き出した言葉。しかし、
奈「響も知っていたんでしょ?うちらが本当は血の繋がっていない事を。」
思わず、姉から離れ顔を見る。
どうして姉ちゃんがその事を…。










