昨日は飛鳥との出来事が頭から離れず、家に帰ってすぐに布団に入ったものの寝付けず、今朝は寝不足気味。朝ふと携帯を見るとみなみちゃんから何度かLINEが入っていた。
しまったと思ったが今更なので、学校に行くとき謝ろうと考え支度を始めた。
いつも通り塁と合流して挨拶を交わし、学校へ向かう。
みなみちゃんの家に近づくと、玄関先で待っているみなみちゃんの姿が。
僕らを見つけると駆け寄って来て
み「昨日はどうしたの?返事こないから何かあったかと思って。」
と心配そうな顔で聞かれた。
曖昧な事を言うよりは素直に言った方がいいかと思い
響「実は昨日、飛鳥に勉強教えていて携帯確認してなかったんだ、ごめん。」
と答えると、今度は一転頬を膨らましている。いやそんな顔も可愛いですが、と思っているといつもより低い声で、
み「…どこで勉強してたの?」
響「僕の家。」
み「飛鳥ちゃんの他には誰かいた?」
響「いや2人で。」
そう答えると、今度は潤んだ瞳で僕を見上げて
み「…2人きりだったの?」
響「そうだけど…。ただ勉強してただけだし。」
み「………。」
ますます潤む瞳。
何だろこれ。まるで浮気を疑われる彼氏みたい。何て言ったらいいんだろう…。
答えが見つからないまま、少しの沈黙。
すると隣の塁から
塁「そうだみなみちゃん今日の夜ヒマある?ヒマだったら響の部屋で勉強しない?こいつ勉強出来るからきっと役に立つよ。」
と助け船。
するとみなみちゃんが上目遣いで
み「…みなみも行っていい?」
ヤバい、何この破壊力。こんなお願いされたら誰も断れないでしょ。
響「も、もちろん。」
み「…ありがと。楽しみにしてる。」
やっとみなみちゃんの機嫌も良くなったようで一安心。すると塁が小さな声で一言
塁「貸し一つな。」
響「あぁサンキュ。」
やっぱり持つべきものは親友だ、心から思った朝だった。










