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第二章
第二十話
昨日は飛鳥との出来事が頭から離れず、家に帰ってすぐに布団に入ったものの寝付けず、今朝は寝不足気味。朝ふと携帯を見るとみなみちゃんから何度かLINEが入っていた。
しまったと思ったが今更なので、学校に行くとき謝ろうと考え支度を始めた。

いつも通り塁と合流して挨拶を交わし、学校へ向かう。
みなみちゃんの家に近づくと、玄関先で待っているみなみちゃんの姿が。
僕らを見つけると駆け寄って来て

み「昨日はどうしたの?返事こないから何かあったかと思って。」

と心配そうな顔で聞かれた。
曖昧な事を言うよりは素直に言った方がいいかと思い

響「実は昨日、飛鳥に勉強教えていて携帯確認してなかったんだ、ごめん。」

と答えると、今度は一転頬を膨らましている。いやそんな顔も可愛いですが、と思っているといつもより低い声で、

み「…どこで勉強してたの?」
響「僕の家。」
み「飛鳥ちゃんの他には誰かいた?」
響「いや2人で。」

そう答えると、今度は潤んだ瞳で僕を見上げて

み「…2人きりだったの?」
響「そうだけど…。ただ勉強してただけだし。」
み「………。」

ますます潤む瞳。
何だろこれ。まるで浮気を疑われる彼氏みたい。何て言ったらいいんだろう…。
答えが見つからないまま、少しの沈黙。
すると隣の塁から

塁「そうだみなみちゃん今日の夜ヒマある?ヒマだったら響の部屋で勉強しない?こいつ勉強出来るからきっと役に立つよ。」

と助け船。
するとみなみちゃんが上目遣いで

み「…みなみも行っていい?」

ヤバい、何この破壊力。こんなお願いされたら誰も断れないでしょ。

響「も、もちろん。」
み「…ありがと。楽しみにしてる。」

やっとみなみちゃんの機嫌も良くなったようで一安心。すると塁が小さな声で一言

塁「貸し一つな。」
響「あぁサンキュ。」

やっぱり持つべきものは親友だ、心から思った朝だった。


■筆者メッセージ
今日はこれで更新終了です。これ以降怒濤の展開になっていく予定です。
hinata ( 2016/02/04(木) 21:34 )

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