響「そっ、そうだけど。」
ちょっと声が裏返ってしまった。恥ずかしい…。
「実は、みな、じゃなくて私昨日この街に引っ越してきて、学校の場所よくわからなくて…。」
その子の声は、小さいけれどとても女の子らしい可愛らしい声だった。
響「そっか。じゃあ案内がてら一緒に行こうか?そんなに難しくないし。」
「本当?ありがとうございます。」
そう言って見せてくれた笑顔にまた心が奪われた気がした。
響「…じゃあ行こう。学校こっちだから。…そうだ名前聞いてもいい?ってゴメン、僕から先に言わないと失礼だね。橋本響、中2だよ。」
み「星野みなみって言います。同じ2年生です。よろしくね橋本君。」
みなみちゃんか…。ヤバい本当に可愛い…。
そんな事考えているとみなみちゃんが話しかけてきた
み「橋本君は、ずっとこの街に住んでるの?」
響「ん?あぁそうだね。うちの学校の生徒はほとんどこの街生まれだよ。たまに転勤族の子が来るけどね。だから、みんな幼馴染みたいな感じだよ。」
み「そうなんだ〜。みなみ仲良くできるかな?」
響「自分の事みなみって言うんだね笑。」
み「え〜〜照、そうなの〜。やっぱり中学生になって名前呼びって恥ずかしいかな?」
響「大丈夫だよ、へーきへーき。可愛いから。」
み「えっ?照」
ヤバい、変態ぽいか?初めて話したのに可愛いとか言っちゃうのは?
響「あっいや、とにかく悪い奴いないし、どうせ各学年1クラスしかないから。みんな仲良くやってるよ。だから心配いらない。すぐに慣れるよ。」
み「そっか〜、橋本君も同じクラスなんだね。うん、みなみ頑張る。」
響「じゃあ改めて、よろしくねみなみちゃん。あ、馴れなれしいかな名前呼びなんて。」
み「んーん、じゃあみなみも響君って呼ぶね。よろしく。」
こうしてみなみちゃんと握手をして、学校に向かい職員室に案内した。
早い時間帯だったから誰にも見つかっていないと思っていたんだ、その時は。










