あれから一週間。みなみちゃんとは、ほぼ毎日のようにLINEのやり取りをしていた。たわいもないやり取りばかりだけど、それも楽しくて…。
この一週間、朝も一緒に登校していた。もちろん塁もいるので2人きりではないけど。
最初にLINEでやり取りした日に、『いつも何時に学校行くの?ひとりじゃつまんないから一緒に行ってもいいかな?』なんて来たから、『もちろん』て返しましたよ、えぇ。
この間塁は、そんな僕らのことを見守ってくれている。…若干ニヤニヤしてるけど。
だが今日はそれだけではなく、何故か奈々未姉ちゃんも一緒に登校していた。ちなみに麻衣姉ちゃんも。
いつもは朝が弱いため、僕の出る時間には間に合わないが珍しく今朝は自力で起きていた。どうしたのと尋ねると、
奈「たまには響と学校行こうと思って。中学校生活も今年で終わりだから。」
とのこと。
ただ、何で腕組んでるの?美彩姉ちゃんじゃあるまいし。いやまぁそれもどうかと思うけど、僕ら姉弟は仲が良いことは割と有名だけど、流石にここまでしたことはなかった。
響「…何これ。」
奈「スキンシップだけど?何か問題ある?」
響「流石に恥ずかしいんですけど。もう許して貰えませんか?」
奈「だめ。」
響「いやいや、おかしいでしょ?」
奈「お姉ちゃんの言う事は〜?」
響「ぜった〜い…って何やらせてんの。」
このやり取りを見て白石姉弟も苦笑いしている。
もうすぐみなみちゃんの家だし離してくれないかなと思っていると、絶妙なタイミングで家から姿を見せるみなみちゃん。
こちらを見ると、流石に驚いた顔をしていた。それでも僕らの方に寄ってきて、
み「奈々未先輩、麻衣先輩おはようございます。響君、塁君もおはよう。」
と声をかけてきた。
「「おはよう」」
みんなが挨拶を返すと
み「先輩珍しいですね。響君達と一緒に登校なんて。」
と若干不服そうな顔で切り出した。
それに対し、
奈「まぁ、たまには可愛い弟と学校に行こうと思って。私達の事は気にせず、みなみちゃんも響もいつも通りにしててよ。」
み「はぁ…。」
姉ちゃんがいる時点ですでにいつも通りじゃないし、とツッコミを入れたくなったが、とりあえず何とか離れてもらう説得をしようと奈々未姉ちゃんの方を向くと、さっきよりさらに密着してきた。何でだよ?
それを見ていたみなみちゃんが
み「……仲良いね。」
と一言。そしてこの日学校に着くまで、みなみちゃんはほとんど言葉を発することがなかった。
…ちなみに校門前で美彩姉ちゃんに見つかってしまい、教室に着くまでの間2人と腕を組むこととなり、クラスみんなにからかわれたのは言うまでもない。










